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薬剤師が実践するコロナウイルスワクチン対策【打つ前から副反応の対応まで】

 

 

今回はコロナウイルスワクチンの副反応対応についてです。

ファイザー社とモデルナ社ではモデルナの方が副反応が出やすいみたいですね。

接種部位の発痛に関してはほぼ全員が体験し、2回目となると半数以上のかたが発熱や倦怠感、悪寒、頭痛といった副反応を認めているとのことです。

今回は私の体験談を記します。

 

今回の体験談は、以下の背景で行いました。

種類:モデルナ社

回数:2回目

体調:異常なし

接種時間:午前9:45

1回目の副反応:腕の痛みのみ

 

 

接種の時系列

・接種前(3日前から前日迄)

3日前から倦怠感予防で補中益気湯を服用していました。

 

↓↓補中益気湯です↓↓

 

 ・接種当日(接種直後から3時間)

この段階では特に何もしませんでしたし、起きませんでした。

ただ当日に関しても補中益気湯の服用は続けていました。

 

・接種当日(接種3時間〜10時間)

接種部位に痛みが生じ始めました。

しかし、この段階でも何もしていません

この段階で耐えられないくらい痛いのであれば、

ロキソニンの服用をすると良いかもしれません。

 

・接種当日(接種10〜24時間後)

夜中38.8度の熱を認めました。また、倦怠感、悪寒、頭痛もありました。

この段階で初めてロキソニンの服用開始です。

ロキソニンと併用してパンシロンソフトベールを服用しました。

 

   

 

・接種翌日(接種24時間〜36時間)

発熱と倦怠感を認め、接種部位の痛みがありました。

用法用量を守りロキソニンパンシロンソフトベールを継続服用かつ

補中益気湯を服用続けました。

この際、食欲は普通にありました。

 

・接種翌日(接種36時間〜48時間)

特に発熱や倦怠感も認めず、接種部位の痛みのみでした。

普通に生活できたので、ここからは何もしていません。

 

以上が流れです。

 

ここからはなぜそれぞれの薬をチョイスしたのか、周りからあるよくある質問を記します。

 

薬のチョイスと質問

補中益気湯の理由:

私が3日前から服用したのは漢方薬は体質改善のため、即効性はないと考えているからです。

接種前からしっかり服用することで接種後の倦怠感の緩和のために服用しました。

(例外として芍薬甘草湯は10〜15分で効いたりします・・・)

 

補中益気湯免疫力を高めることが論文にて実証されいています。

また、主な作用機序としては胃腸の働きを高め、病後の回復をすると言ったものです。

病院では手術後の患者さんに処方されることが多いです。

 

日常で使うなら、インフルエンザの治りかけや、倦怠感などがあり、

食欲がないときに使うのが非常に効果的かと思います。

 

補中益気湯です↓

 

 

ロキソニンパンシロンソフトベールの理由:

カロナールでもよかったのですが、カロナールOTCタイレノールなどが売り切れていたので、ロキソニンにしました。

ロキソニンは胃腸を荒らす効果があります。

そのため、胃粘膜保護ができるソフトベールをチョイスしました。

ソフトベールがなければ、セルベールでも良いでしょう。

 

ロキソニンが胃を荒らすのはプロスタグランジンという発痛成分を抑制する影響です。

これは痛みを生じさせるのと同時に胃粘膜を形成します。

そのため、プロスタグランジンを止めると胃粘膜がなくなり、胃酸によって胃が荒れてしまうのです。。。

 

     

  

よくある質問1:ロキソニンカロナールアセトアミノフェン系)どっちがいいの?

15歳以上であればどちらかにアレルギーがなければどちらでも良いでしょう。

ただ、ロキソニンは胃粘膜保護を併用する必要があります。

一方で15歳未満の方はカロナールが良いでしょう。

 

理由としては、ロキソニン系の解熱鎮痛剤の副作用として15歳未満にはアスピリン喘息という副作用を認めています。喘息みたいになる可能性が高まるということです。

 

ちなみに、〜〜〜プロフェンという成分はほぼロキソニンです。

そのため、15歳未満の方は〜〜〜プロフェンの服用は控えましょう。

 

よくある質問2:カロナールって弱いんでしょ??

一概にそうは言えないかと思います。

人によるというのが一番正しい答えかと思います。

カロナールって実は作用機序がわかっていません。。。

自分が飲んで一番効くものを飲んでください。

 

また、ここ重要なのですが、

カロナール一日1500mgを超える長期の服用は肝炎を引き起こす可能性が高まります。

ずっと高用量でカロナールを飲むのは控えましょう。

逆にロキソニンの長期高用量は腎機能低下を引き起こします。

どちらにせよ高用量長期服用はよくないです。。。

 

よくある質問3:なんで発熱が起きるの?

これは免疫がしっかり働いているからです。

免疫がしっかり働くことによって次コロナウイルスが体内に入った際に

すぐに排除できるように体が準備しています。

数日で治るので、しっかり水分補給をして体調を整えていきましょう。

 

よくある質問4:解熱鎮痛剤を予防投与して良いの?

しないことをお勧めします。

やはり予防投与はワクチンの効果を弱めてしまう恐れがあるそうです。

はっきりと言及せれていませんが、抗体を作る段階を邪魔してしまうのでしょうか・・・?

 

よくある質問5:発熱したら解熱鎮痛剤は飲むべき?

私は飲むべきと考えています。

38度を超えてくると臓器に影響が出る可能性が高まります。

熱が出た後に倦怠感に襲われるのは臓器が弱っている可能性があります。

なので、熱が治った後に倦怠感が酷くなるのが嫌であれば、38度くらいを超えたら、

解熱鎮痛剤を服用した方がいいと思います。

(卵も40度くらいで白くなりますよね・・・?それを思うとなんか危なそうと思いませんか?)

 

 

今回は以上です。

ワクチンを受ける、受けないは自由だと思いますが、

みんなが少しでも安心するにはワクチン接種した方がいいのかもしれませんね!

何か質問あればなんなりとしてください!

 

では!